彼岸花についての普段どんなイメージを持っていますか?
〝彼岸花・死人花・地獄花・幽霊花・毒花〟などの別名で
呼ばれる事もあり、どちらかと言えば不吉なイメージを持つ
ことが多いと思います。
また日本では秋の彼岸に咲く花として知られているので
悲しいイメージがあると思います。
そんな彼岸花ですが実は不吉なイメージは人間が作り出したと
言われています。
どう言う意味なのか?
そこで普段は悲しいとか不吉なイメージの強い彼岸花ですが
どんな花なのか紹介したいと思います。
目次
赤だけじゃないんです彼岸花の種類は3種類もあるんです
秋のお彼岸やお墓などで見る彼岸花は花単体で見ると綺麗な
赤で毒々しさを感じさせる花で、あまり良いイメージが
湧いてこないですよね?
〝彼岸花〟と呼ばれる名前からも悲しさや不吉な予感を連想
させると思います。
そんな彼岸花は一般的に赤い色をしたものを想像しますが、
実は他にも色があり黄色や白などがあります。
彼岸花の色によってイメージも大きく変わりますが花言葉にも
違いがあります。
そんな彼岸花についての少し探ってみましょう!
■ 彼岸花の特徴や開花時期
彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ属に分類される球根植物に
なります。
日本以外にも中国など広く自生している花です。
彼岸花の特徴としては先に花が咲きます。
花が咲いた後から葉っぱが伸びてくる一般的な花とは全く逆の
成長を見せてくれます。
花のある時期には葉っぱが無く、葉っぱがある時期には花が
ありません。
また彼岸花の球根には〝毒〟がある植物と古くから知られて
おります。
そんな彼岸花の開花時期は8〜10月くらいで秋の彼岸の頃に
一斉に咲かせたりします。
■ 彼岸花は不吉ではなく守るために植えられた?
多くの人は彼岸花に不吉なイメージを持っていると思いますが
実は不吉なものでは無いんです。
そもそも彼岸花の球根には『アルカロイド』と言う毒を持ち
球根1つでネズミなら1000匹以上の致死量とも言われて
います。
その毒は、とても強く虫や獣からも避けられています。
それを利用して、土葬が主流だった時代は野犬や他の獣に
掘り起こされることを防止するためにお墓の周りに積極的に
植えたとされてます。
そんな事から墓地の周りなどに多く見られ不吉なイメージが
定着したのかも知れません。
不吉なイメージよりも先祖を守ってくれている花なので逆に
感謝しないといけませんね。
■ 実は赤い彼岸花だけじゃない!?
彼岸花と聞けば、赤く何かに取り憑かれそうな雰囲気のある
花を想像すると思います。
実際にお墓の周りで見る彼岸花も赤いですよね?
ですが、実は彼岸花は赤の他にもあり3種類あります。
※ マンジュシャゲ(赤)
※ ショウキズイセン(黄色)
※ シロバナマンジュシャゲ(白)
一般的に知られる彼岸花の多くは、このマンジュシャゲです。
お墓の周りや道端などに群生しており9月の中旬頃に赤い花を
つけ咲いているところを目にします。
シロマンジュシャゲは白花の彼岸花でショウキズイセンと
ヒガンバナの交雑種と言われてます。
多くはマンジュシャゲと似ていて花がある時は葉っぱはなく、
葉っぱがある時は花がありません。
開花時期も同じ時期で違うのは色が違う事くらいが特徴です。
ショウキズイセンは黄色い彼岸花で中国からの帰化植物とも
言われてます。
できるだけ長く飾っておきたい魅惑の彼岸花の造花はないの?
彼岸花は見惚れてしまうほど妖艶な花ですよね?
一斉に咲いたらすぐに散ってしまうのは、なんだか悲しい
気持ちにもなると思います。
出来る事ならずっと楽しみたいですよね。
多くの花はインテリアとして飾れる〝造花〟がありますが、
彼岸花には造花は無いのか?
彼岸花の造花はあります。
ホームセンターの中にある園芸コーナーや100均などに
彼岸花の造花を置いてる店舗はあります。
比較的、値段も安く売ってますので手に入れる事は可能です。
また、彼岸花の造花は販売されている他に自分で造花を作る
ことも出来るので手先が器用な人なら作るのも楽しいかも
知れませんよね。
売られている造花なら手の込んだ本物の様なもので値段が
3000円程度のものから100均などで売られてるちょっと
作りの荒いものもあります。
好みの造花を探してみるのも楽しいかも知れません。
まとめ
あまり良いイメージの湧かない彼岸花について紹介しましたが
いかがでしたか?
彼岸花について簡単にまとめると
・彼岸花は花と葉っぱが別々に咲く
・開花時期は9月の中旬頃が多い
・悪いイメージは人間によって作り出された
・赤・黄色・白と種類がある
・彼岸花には造花もある
もともとは土葬が主流だった時代に掘り起こされない様に
毒のある花を植えた事が墓地周りに咲く花として良い印象を
受ける事がなかった花です。
もっと彼岸花について探ってみると楽しいかも知れませんね。