ヘルスケア

知っておきたいノロウイルスの対策!乳幼児は特に注意!

毎年になるとよく耳にする『ノロウイルス』ですが、

皆さんもニュースなどで流行していると

聞いたことがあるのではないでしょうか。

ノロウイルスウイルス性胃腸炎で、

酷い嘔吐下痢に見舞われてしまい、かなり苦しい病気です。

 

大の大人でも数日間続く嘔吐下痢脱水症状を起こしてしまい、

点滴を受けたり酷い時には入院する場合もあります。

このノロウイルスは生後1年未満の赤ちゃんでも

感染してしまいます。

体力のない乳幼児お年寄りがかかると、

命の危険を脅かすことにも繋がりかねません。

 

今回はそんな危険に襲われないためにも、

ノロウイルス感染予防対策

もし感染してしまった場合の正しい対処方法をご紹介します。

 

ノロウイルスにかかってしまっても落ち着いて‼感染対策の基本は手袋!!

 

まず感染症予防の基本は手洗いうがいです。

ノロウイルスも例外なく手洗いとうがいは

欠かせない感染予防対策になります。

その他にウイルスの付着した調理器具などから

食品を通じて感染するケースも多いため、

調理器具を清潔に保つことが大切です。

ノロウイルスは塩素系の消毒が有効ですので、

キッチン用の漂白剤を使ってしっかり除菌しましょう。

 

でももし、家族がノロウイルスに感染してしまったら・・・

どう対処すればいいのでしょうか?

特に乳幼児がいるご家庭では、赤ちゃんが

嘔吐や下痢をした時に正しく対処しないと

処理をした人や他の家族にも

感染が広がってしまうことになりかねません。

 

まず、嘔吐物下痢をした後のおむつトイレの処理

絶対に手袋を着用して行ってください!

これ、本当に大切です。

 

ウイルスがいっぱいの嘔吐物などを素手で触って、

その後手を洗ったとしても、

手を洗う前にドアノブや水道の蛇口といったところを

触ってしまうと、ウイルスがドアノブや蛇口に付着して、

次にそこを触った人の手にウイルスが

付いてしまうことになります。

そうなるとあっという間に家族みんな嘔吐下痢で

苦しむことになってしまうのです。

 

ノロウイルスに感染しているかどうか

すぐに判断できない場合でも嘔吐や下痢をした時の対処法は、

『絶対に手袋を着用して処理する!!』

これがとても大切な基本になります。

赤ちゃんやご家族が嘔吐すると慌ててしまいますが、

落ち着いて処理することで他への感染を防ぐことができます。

手袋はすぐに取り出せるところに常備しておいてくださいね。

手袋は使い捨てのものがよいですよ。

処理が終わったらビニール袋に入れて

しっかり縛って捨ててしまいましょうね。

これも感染予防対策です。

 

ノロウイルスの対策に漂白剤は必需品‼捨てられないものは全部消毒!!

 

石鹸やハンドソープ、アルコールなどに

耐性を持っているノロウイルス

嘔吐や下痢をした後、色んなものの消毒に有効なのが

塩素系漂白剤です。

キッチンハイターなど『次亜塩素酸ナトリウム』

書かれている漂白剤を100倍ほどに水で薄めて使います。

嘔吐した場合の処理から消毒の方法を具体的に紹介しますね。

 

  1. 床などの嘔吐物をペーパーなどで飛び散らないように

取り除きビニール袋に入れてしっかり口を縛ります。

この時、ビニール袋の中にもペーパーが浸るぐらいの

漂白剤一緒に入れると更によいです。

  1. 次に嘔吐物のあったところにペーパーを被せて

100倍くらいに薄めた漂白剤をしっかりかけて

広がらないようにしてペーパーでふき取ります。

このペーパーもビニール袋に入れて捨てて下さい。

 

もし服などに嘔吐物がついたら一番いいのは

捨ててしまうことですが、洗濯する時は、

まず塩素系漂白剤に浸けてから

他の洗濯物とは別にして洗濯して下さい。

ただし、塩素系なので色落ちしてしまいます。

色落ちが心配なものは煮沸消毒が有効です。

 

他にも食器類・調理器具・シーツなどのリネン類、

トイレの便座など捨てることができないものは、

嘔吐物などが付いてしまった時は

漂白剤を使って消毒して下さいね。

 

まとめ

 

ノロウイルスは毎年、インフルエンザと並んで

冬になると感染が心配になる病気の一つです。

体力の弱い赤ちゃんやお年寄りは

重篤化してしまう危険性もありますし、

家族のうち誰かが掛かってしまうと、

家族中に感染が広がってみんなが苦しむことになってしまいます。

そうならないために、

しっかりと正しい感染予防対策をしたいですね。