収入のある方は毎年、所得税を
支払っているかと思います。
会社員の方などは、会社が源泉徴収してくれるので
所得税について知らない方も多いかもしれませんが、
経営者や個人事業主の方は
自分で確定申告しないといけないので大変ですよね。
所得税の課税対象額は、いろいろな制度によって
控除することができます。
少しでも税金を安く済ませることが
できるのなら安く済ませたいですよね。
そのなかでも身近なものに
<医療費控除>というものがあります。
なので、今回は医療費控除について
紹介していきたいと思います。
医療費控除とは?
![](https://gotyagotya.com/wp/wp-content/uploads/2018/08/医療控除_1.jpg)
医療費控除とは、一年の間にかかった医療費の一部を
所得税から控除してくれる制度のことです。
医療費控除を利用するには条件があり、
自分や家族に支払った医療費などの実質負担額が、
1月から12月までの間に10万円
(年間の所得金額が200万円未満の場合は所得金額×5%の額)
を超えた場合に利用することができます。
超えた金額分をその年の所得から
差し引くことができます。
ただ、控除できる金額は
上限200万円までとなっています。
それだけの額を控除できるのは
とても大きいですよね。
一つ注意点として、保険金などで
補填がされた場合には、その金額を
差し引かなければいけないので注意が必要です。
医療費控除を利用するには、会社員などであっても
確定申告をする必要があります。
会社員の方などは、給与から所得税が
源泉徴収で天引きされていますよね。
年間の医療費が多くかかって医療費控除を
利用する条件を満たしている場合は、
確定申告をして医療費控除を申請することにより
天引きされた所得税から還付を受けることができます。
医療費が多くかかってしまった年などは、
確定申告をして還付してもらわないと損ですよね。
なので、医療費控除が受けられる際は
確定申告をしに行きましょう。
医療費控除の申請について
![](https://gotyagotya.com/wp/wp-content/uploads/2018/08/医療控除_2.jpg)
医療費控除を申請する際は、
いくつかの書類が必要です。
必要なのは
・医療費の明細書
・確定申告書A様式
・勤務先で配布される源泉徴収票
・マイナンバーの本人確認書類の添付台紙
となっています。
医療費控除の明細の記入は、健康保険組合から
送られてくる医療費通知がある場合は、
添付することにより総額の記入だけで大丈夫です。
医療費の明細書は、税務署に取り行けば入手できます。
取りに行けない場合などは、
取り寄せることもできます。
他にも国税庁のウェブサイトからダウンロード、
又は確定申告等作成バナーで作成する方法があります。
普通、確定申告の時期は2月16日から3月15日
となっていますが、医療費控除の申告は
1月から申告可能となっています。
確定申告の時期に税務署に行くと
混雑していると思います。
なので、確定申告の期間前に申告しに行けば
スムーズに手続きができると思いますので、
早めに行くようにしましょう。
少しでも待ち時間は少ないほうがいいですよね。
まとめ
![](https://gotyagotya.com/wp/wp-content/uploads/2018/08/医療控除_3.jpg)
医療費控除について紹介させてもらいました。
医療費は決して安いものではありませんよね。
多額の医療費がかかった場合には、
上限額はありますが所得税の一部を控除してもらえます。
たとえ少しでも税金が安くなるのなら
安いほうがいいですよね。
医療費控除を利用するには自分で
確定申告をしに行く必要があります。
せっかく条件を満たしていたとしても、
申告しないと医療費控除を受けることはできません。
医療費控除の申告は、確定申告の期間前の
1月から可能となっているので、
条件を満たしているのであれば申告して
少しでも税金を安く済ませましょう。