iot(Internet of Things)とは、現在非常に注目を集めているワードであり、
iotに関連する多くの実験が行われたり、商品が発売されています。
iotは、技術面だけではなく、航空法、電波法といった法律の知識が必要になるのです。
2016年5月11日に登場したばかりのiot検定は、
iotに関わる業務で必要となるスキルや知識を知る目的で作られた、
新しい資格試験となっています。
iot検定では、iotを使用したプロジェクト実現に向けて、
開発すべきiotデバイスに関する内容を説明できるスキルなどを確認できる資格試験です。
iotプロジェクトの設計をできるだけの知識を持ち合わせているかどうか、
環境や目的別に通信方法を選び、過程を説明できるかどうかという点も含まれます。
データの分析に関する基礎知識があり、注意すべき点や目的を説明できるスキルも必要です。
iot検定は、60分、70問の択一式試験。
正解率は60%以上で合格となります。
過去問から、問題の傾向を見て行きましょう。
iot検定レベル1の過去問傾向
iot検定は、8つの項目に分かれて出題されます。
戦略とマネジメント・産業システムと標準化・法律・ネットワーク・
デバイスプラットフォーム・データ分析・セキュリティの8つです。
まずは重要となる過去問を解いても難しいとされる4つを見て行きましょう。
「戦略とマネジメント」のキーワードは、企画・戦略・プロジェクトマネジメント。
過去問では、基本・応用情報試験にも類似する問題があるため、
注意して勉強をしておきましょう。
「産業システム」のキーワードは¥関連産業システム・
世界各国のiotプロジェクトに関連した知識・標準化に関連する知識の3つ。
iot検定の中でも最も難しいとされる項目です。
過去問を解いたとしても、どこから出題されるのか分からない部分となっています。
「法務」のキーワードは、通信関連の法律・製造と航空法・ライセンス、
知的財産に関連する知識が必要です。
過去問や参考書などでは情報不足となる部分もあります。
法律に関しては、iotとは関係のない資料でも確認しておく必要があるでしょう。
「ネットワーク」のキーワードはデータ送信プロトコル・
WAN(インターネット接続)・PAN(Personal Area Network)です。
BluetoothにZigBeeに関連する問題も出題されます。
参考書や過去問に加えて、さらに知識を深めておくと良いでしょう。
iot検定レベル1の過去問で比較的簡単な項目
先に4つを紹介しましたが、残りの4つは過去問と参考書を読み、
知識の復習をしておきましょう。
「デバイス」については制御装置・電子工学・センサー技術・
スマートフォンをキーワードとして学習する必要があります。
「プラットフォーム」はクラウド・分散処理・データ処理です。
過去問と参考書があれば、解く事ができるでしょう。
「データ分析」はデータベース・機械学習と人工知能に関連する知識です。
「セキュリティ」は暗号化・攻撃対策・認証技術・監視・運用について、
応用情報技術について確認をしておきましょう。
この4つについても油断をせず、しっかりと予習や学習をしておく必要があります。
iot検定の過去問以外にも必要な準備
iot検定の過去問や各種参考書を読むことは大切です。
他にも、iotに関連する情報を集める事をおすすめします。
インターネットニュースやプレス発表、SNSなどをリサーチしておくと良いでしょう。
今後、ますますiotは普及して行きます。
そのため、iot検定は受験しておいても損をする事は無いでしょう。
受験者数が増え、問題も多様化する可能性があります。
まだ作られたばかりの検定であるため、
受験をする可能性がある場合は早い時期に受験をしておくことがおすすめですよ。