株の投資先を検討する上で、
過去の日経平均株価推移を
確認することは非常に重要です。
1年間、10年間、30年間の
推移を見ていきましょう。
目次
日経平均株価の推移、ここ最近1年間は?
日経平均株価は、株式投資を行っていない方でも
チェックしておきたいものです。
日本の経済を表す数字でもあり、
特に直近1年の推移は気になりますね。
2017年には始値が19,298.68円、終値が22,764.94円、
年間最高値23,382.15円、年間最安値が
18,224.68円となりました。
バブル崩壊後、初めて最高値を更新しており、
その後も上昇基調で推移しています。
特に2012年からスタートしたアベノミクスは、
日経平均株価に多大な影響を与えています。
現在もその影響は続き、ここ1年の
株価推移にも影響しているでしょう。
また、日銀の金融緩和効果なども、
日経平均株価に影響を与えています。
今後も良い影響を与えるのではと予想され、
株価も徐々に上昇していくと
考えられているのです。
日経平均株価の推移、過去10年間はどうなった?
現在、株式投資を検討している場合、
直近1年の日経平均株価推移だけではなく、
10年単位で確認することをおすすめします。
10年の値動きを見てみると、
日本の経済状況、大まかな株価の動きも
予想できる部分があるのです。
2007年7月~2009年3月には、
サブプライム問題やリーマンショック、
平成の時代において初めての最安値を記録しました。
アメリカでの住宅バブルによって、
世界規模で株価が上昇したのです。
しかし、その後サブプライム問題が
表ざたになったことによって、株価が下落。
また、リーマンブラザーズの破綻という
「リーマンショック」によって、
急速に株価が下落して行きます。
さらに深堀!日経平均株価の推移、過去30年間はどうだった?
更に遡っていくことで、
経済と日経平均株価の動きの関連性を
見る事もできます。
1987年2月~1989年12月には、
日経平均最高値を記録、
さらにNTTが上場しました。
消費税の導入も始まります。
1987年は、財テクブームの真っただ中。
NTTの上場は、それまで株式投資に興味を
持っていなかった人にも影響を与え、
投資家を増やしました。
3%の消費税が導入されたものの、
株価への影響は小さかったという事が特徴です。
株価は上昇を維持し、日経平均株価は
1989年12月に最高値となる
38,915円87銭となりました。
しかし、その後に大暴落。
バブル崩壊までの流れを
見る事ができる年ですね。
株式投資を始めるにあたって、
30年ほどは遡ってみると良いでしょう。
日経平均株価の推移で大きな変動があった出来事とは?
世界の動きと株価は切り離せません。
過去の出来事についても、現在の株価に
影響を及ぼす可能性があるのです。
1999年2月~2001年3月の短い期間で
ITバブルが始まり、そして崩壊しました。
また、日銀ゼロ金利政策の導入も決定します。
ITバブルとは、1990年代に
アメリカから始まりました。
日本では2000年1月にYahoo!の株価が
1億円を超えるといったように、
IT関連企業の株価の急激な上昇が目立ちます。
しかし、同じく2000年代に
ITバブルは崩壊しました。
日銀ゼロ金利政策の導入などが株価に
大きな影響を与えた期間となっています。
2003年のイラク戦争前には株価が下落し、
日経平均株価の終値は
7,607円88銭まで下がりました。
日経平均株価の推移、2016年は?
2016年の始値は1万8818円58銭、
終値は1万8450円98銭です。
前日比582円73銭安値となっています。
日銀のマイナス金利が導入されて以降、
16000円台を底値として
低い位置で推移していました。
2月10日には16000円を切り、
当日の最安値は1万5429円99銭。
2月12日には、1万4865円77銭に落ちました。
3月下旬から4月まで株価は下降しており、
4月5日には1万5000円台にまで下落。
しかし4月中旬以降1万6000円台まで上昇、
4月後半で1万7000円台へ上昇を見せています。
6月のEU離脱は、リーマンショックを
彷彿とさせました。
日経平均株価の終値は1万4952円2銭となり、
2016年の最安値となったのです。
その後は上昇し、11月に1万8000円台を付けた後、
12月に入るまで1万8000円台を維持していました。
12月12日には、およそ1年ぶりに
1万9000円台まで回復を見せたのです。
日経平均株価の推移、2017年は?
直近の日経平均株価の推移を
確認することは非常に重要です。
2017年の株価の推移も
チェックしておきましょう。
2017年の最安値は、
4月17日の18244.68円です。
最高値は11月9日の23382.15円。
2017年の株価に影響を与えたのは、
7月のアメリカ大統領選にまつわる動きでした。
日経平均株価は月末に向かって
徐々に下落して行きましたが、
2018年の3月期への業績期待によって
19900円辺りで留まると予想されていたのです。
8月には北朝鮮とアメリカの関係性が
株価に影響を与えました。
2017年は、国内の動きよりも世界の動きが
日経平均株価に影響を与えたといえるでしょう。
前年からの騰落率はプラス17.96%、
6月にはバブル崩壊後初の高値を更新した、
歴史的な年であるともいえますね。
日経平均株価の推移グラフや表をエクセルやCSVでダウンロードできる場所はある?
エクセルやCSVでダウンロードできたら、
非常に便利ですよね。
実は、エクセルのデータ取得機能を使用すると、
グラフや表をダウンロードすることができます。
まずはエクセルを起動させ、
「データ」の「Webから」をクリックしてください。
データをダウンロードしたいサイトの
アドレスを入力します。
左の表アイコンをクリックすると、
右に表示されるため、「読み込み」をクリック。
読み込んだ内容がエクセルに表示されます。
「データ」から「すべて更新」をクリックすると、
インターネット上のデータが更新された際に
エクセル上のデータも更新されるのです。
1つのエクセル画面にいくつかのグラフや表を
読み込んでいる場合は、
「すべて更新」をクリックしましょう。
日経平均株価の推移をデータでまとめよう
1964年の東京五輪の時と同様に、
2020年の東京オリンピックは日本の経済に
良い影響を与えるのではないでしょうか
今後の日経平均株価もじっくりと
観察していきましょう。