ご近所問題とか

今言ったって遅いよ!不満爆発、マンション管理組合の遅すぎる総会

マンション住人が必ず入ることになるのが

『マンション管理組合』です。この管理組合は

「区分所有法第三条」という法律で決められているもので、

マンションの区分所有者(=住人)が二人以上いれば、

なんと自動的に発足します。

そしてマンション所有者はそのメンバーになり、

やめることもできません。

 

マンションを所有する人達にとっては、

避けては通れないのがマンション管理組合です。

 

そこで今回は管理組合の役割や総会などについて、お話しします。

 

マンション管理組合ってどんな組合?何をやってるの?

 

マンション管理組合は簡単に言えば、

同じマンションに住む住人達がお互いに住みやすくするために、

色々決まり事を定めたり、将来の修繕に向けて

積み立てをしたりといったことを管理している組合です。

そしてその組合を運営しているのは

そのマンションに住む住人の代表である理事会です。

 

区分所有法によって、総会を開くことも決められています。

総会は管理組合の意思決定機関で

管理規約の変更理事の選任や解任

共有箇所に関するルールなどマンションの管理については

総会で決議するように定められています。

 

総会を開くには事前にマンションの区分所有者(=住人)に向けて

招集通知が必要になります。

総会2週間前までに告知するように決められていますが、

これがなかなか守られないようなのです。

総会開催の期日ギリギリに招集通知が来て、

「もう他の予定があるから出席できない!」

ということも間々あります。

せっかく出席する意志のある住人も案内が遅すぎるために

出席できないことが多く、問題にもなっています。

 

マンション管理組合はマンションに住む上で

必要不可欠な組織ということですね。

 

マンション管理組合を訴えるのはとてもめんどくさかった

 

マンション管理組合を中心になって運営しているのは、

住人の中から選出された理事の人達です。

その理事をまとめるのが理事長ということになります。

理事会ではマンションの管理費修繕費積立など

お金の管理も行っていますが、

中にはこの住民から集めた大切なお金を着服するなどの

不正を働く理事長がいることもあるようです。

また理事会が決定した事項に関して納得できない住人もいます。

不正を働いた理事長や納得できない事項を決定した理事会を含め、

マンション管理組合訴えることがあるのですが、

これがかなり大変なのです。

 

裁判を起こすのはそれだけで大変なことです。

それでもやむを得ず訴える手段に出なければいけない事態に

なるのは住民にとっても一大決心でしょう。

でも自分達の住むマンションのことですから、

他人任せにはできないと立ち上がる住民達はいるのです。

 

しかし実際のところ、管理組合の運営などに関しては

理事会任せにしている人達が多くを占めます。

「面倒事は避けたい」という心理は誰しも持っています。

最高意思決定機関の総会にも出席せず、

委任状で済ませてしまう人達が多いのもその一端です。

一部の人達が問題意識を持って立ち上がったとしても、

その他の住民の賛同を得て訴えることは

かなりハードルが高いのが実情です。

 

マンション管理組合を訴えるには住人の名簿が必要!意外とめんどくさい手順

 

マンション管理組合を訴えようと立ち上がった人達が

まずしなければいけないのは、

マンションの他の区分所有者(=住民)の同意を得ることです。

それには住民の名簿が必要になりますが、

これを管理しているのは理事会・理事長になります。

これから訴えられるかもしれない立場の人達が

自分達を訴えようとしている人達に

簡単に住人名簿を開示するでしょうか?

残念ながら、個人情報やプライバシーなど

色んな理由を付けて、住人名簿を開示されないことが多いのです。

 

住民の同意を得るために欠かせないの総会での決議です。

臨時総会を開き、こういった不正があるから

管理組合を提訴したいということを総会の場で決議して、

住民の合意を得ることが必要なのです。

しかし総会に出席しない人達が多い場合、

委任状で決議を一任されている理事長によって

否決されてしまいます。

提訴のための第一歩がそこで断たれてしまうのです。

 

自分達のよりよい生活のために立ち上がっても、

一歩も進めずに苦い思いをしている人達がたくさんいるのです。

 

まとめ

 

マンションを購入し、マイホームを手に入れた人達は

自分達のよりより生活のために

マンション管理組合に関心を寄せて、

自分達が住むマンションの問題をしっかり認めることが大切です。

もちろん問題なく、平和な組合運営をしているところもあります。

そういったマンションではそこに住む人達が

自分の問題だという認識が強く、

しっかりと組合の運営にも係わっています。

 

ハッピーマンションライフを送るためには、

他人任せにせず積極的にみんなでマンションの管理・運営に

携わっていくことが何より大切なんですね。